第12回【納骨の手続きはどうするの?】
現在では、ごく一部で土葬も行われていますが、ほとんどが火葬です。
火葬による遺骨の納骨は、土中に納める「埋蔵」か、納骨堂などの土中以外に納める「収蔵」になります。
☆埋葬許可証☆
遺骨を納骨したり、遺体を埋蔵したりするためには、埋葬許可証が必要になります。死亡届を出すときに、「死体火(埋)葬許可証」の交付申請を同時に提出し、交付を受けます。
火葬の場合は、交付された許可証を火葬場に提出すると、火葬済みの証印が押されて返され、これが埋葬許可証になります。
☝納骨は一般に火葬から1年以上あとになることが多いので、「死体火(埋)葬許可証」を紛失しないように気をつけましょう。
☆墓地の使用権利書☆
納骨をする際には、墓地の管理者に、埋葬許可証と墓地の使用権利書を提出します。
妊娠4ヶ月未満の死産の場合は、各種の手続きなしに火葬または埋葬および納骨をすることができるため、埋葬許可証は不要です。
☆納骨する時期☆
・仏式の場合
忌明けの四十九日や三十五日、一周忌や三回忌などの法要に合わせて納骨することが多いようです。
・神式の場合
火葬当日に納骨するのが本来ですが、近年は五十日祭などに合わせて納骨することが多くなっています。
・キリスト教の場合
葬儀当日や月の命日、1年目の命日などに納骨することが多いようです。